気象用語集:

穀雨 (こくう)

二十四節気のひとつ。新暦の4月20日ころ。百穀を潤す春の雨が降る時期。
この時期、特に雨が多いわけではないが、穀雨を過ぎると降水量が増加しはじめる。春季の最後の節で、穀雨が終わるころには八十八夜を迎え、暦の上では夏の到来。
そもそも、二十四節気が成立した紀元前7世紀頃は、秋に蒔いた麦などの穀物に雨が降りそそぎ成長する様子を表現した言葉だった。その後、水稲栽培が農耕のなかで重要な地位を占めるようになると、「稲の生長を助ける」という解釈が加わる。日本では、清明のころに蒔いた籾(もみ)が発芽し、生育を促すこの時期の雨が重要視された。
穀雨の節の前後、連日降りつづく寒々とした小降りの長雨を「春霧」と呼ぶ。
ちなみに、スープやサラダなどに用いられる中華食材の「春雨」の名称は、日本独自のもの。中国では「冬粉」という。
西洋の占星術では、この日からおうし座がはじまる。

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