気象用語集:

立冬 (りっとう)

二十四節気のひとつ。新暦11月7日ころにあたる。
二十四節気では季節の始まりを示すために、一年を四つに分け、それぞれ立春立夏立秋、立冬とした(四立(しりゅう))。暦便覧で立冬は、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と、冬の始まりを意味している。現在では太陽が視黄経225°にあるときと定義されている。
暦の上の冬だが、日本の大半は秋たけなわ。秋の味覚や、紅葉が楽しめる季節。いっぽう、北国では雪の便りも聞こえる。また、本州では冬の使者と呼ばれる北風、「木枯らし」が吹く。風が吹くたびに葉が落ちてしまう「木を枯らす風」の意味。
この11月の酉(とり)の日には、「酉の市」が行われる。酉の市の起源は古く、日本武尊(やまとたけるのみこと)が鷺宮(さぎのみや)神社、または大鷺(おおさぎ)神社に祈願したことに由来するとか。おかめや招福の縁起物を飾った「縁起熊手」を売る露天商が並び、寺社からは小さな熊手に稲穂やお札をつけた「熊手守り」が授与される。多くの参拝客が詰めかけるにぎやかな酉の市が立つと、間近に迫った年の暮れが感じられる。

地域一覧